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2026.01.08
メタバース プロダクション、4年間の活動を経てプロジェクトを完遂
広告業界でのバーチャルプロダクション活用を牽引、各社は次のステージへ
- お知らせ
東北新社、電通クリエイティブピクチャーズ、ヒビノ、オムニバス・ジャパンが推進する共同プロジェクト「メタバース プロダクション」は、プロジェクトとしての役割を果たし、参画各社が次のステージへ発展していく段階に入ったと判断し、2026年1月14日をもってプロジェクトを完了する運びとなりました。
本プロジェクトは、映像制作ワークフローにおける“温室効果ガス削減”と“プロセス効率化”の実現に向け、バーチャルプロダクション(以下、VP)の普及・高度化をめざし、2021年12月3日に発足しました。4年間にわたる共同プロジェクトとしての活動を通じて、広告業界におけるVP活用を推進し、その定着と発展に寄与してまいりました。
参画各社のVP技術に関する知見やネットワークが蓄積され、各社におけるスタジオ運用体制も整いました。また、業界全体においてもVP活用が着実に浸透したことから、今後は各社がそれぞれの強みや事業方針に基づく新たな展開へと進むべき段階であると判断いたしました。これを受け、「メタバース プロダクション」としての活動は、発展的解消として一度区切りをつけることといたしました。
なお、参画企業間のつながりは今後も維持され、必要に応じて技術連携や共同企画、スタジオ運用支援など、協力関係を継続いたします。また、メタバース プロダクションとして開発・提供してきたサービス及びスタジオは、引き続き各社より提供いたします。
<プロジェクトで実現した主な取組み・実績>
以下の活動により、広告業界におけるVPの活用基盤は着実に拡大しました。
・大型LEDディスプレイ常設スタジオ「studio PX」シリーズの運用
・Unreal Engine を用いた高精細 3DCG 背景素材の開発
・世界遺産である軍艦島(端島)の 3D データを活用した背景素材開発
・業界向け見学会および技術セミナーの開催によるVP普及と人材育成
・VPワークフローの標準化に向けたノウハウ共有
・映像制作における温室効果ガス削減量を計測するカリキュレーター開発
<参画各社によるプロジェクト総括>
東北新社(上席執行役員 プロダクション事業部長 溝渕浩司)
4年間にわたる本プロジェクトを通じて、東北新社グループはVPの可能性と未来を、メタバース プロダクション各社の皆さまとともに切り拓くことができました。技術検証からスタジオ運営、CGアセット開発まで多岐にわたる協働の積み重ねは、当社の制作力を大きく前進させる貴重な経験となりました。ここで得た知見とネットワークを糧に、今後も実写とバーチャルの融合による新たな表現領域の拡大に挑戦してまいります。
電通クリエイティブピクチャーズ(コンテンツソリューションG 技術開発部 芳我理世)
最先端の映像・音響技術や機材を有するヒビノ、多様な映像コンテンツを制作する東北新社グループと連携することで、高品質・高効率な制作ワークフローを実現する組織を確立しました。そして、私たちの取り組みは業界内に広く波及し、業界全体のスケールアップに貢献できたと自負しております。2024年には、ヒビノ全面協力のもと、大型LEDディスプレイを常設する「FACTORY ANZEN STUDIO」をオープンし、揺るぎない当社のVP撮影拠点となりました。さらに、映像制作時のCO2排出量を算定する国内初のカーボンカリキュレーターを共同開発し、映像業界における脱炭素の動きをリードしております。このプロジェクトを次のステージへと発展させるため、私たちは連携をいっそう強固なものとし、さらなる進化を目指します。今後も、「映像制作の未来」を切り拓くべく、協創してまいります。
ヒビノ(ヒビノビジュアル Div. 営業統括 Hibino VFX Studioプロデューサー 東田高典)
本プロジェクトは、東北新社、電通クリエイティブピクチャーズ、そしてヒビノが連携し、VPの可能性を業界横断で検証・実装してきた、非常に挑戦的な取り組みでした。4年間にわたる活動を通じて、技術検証からスタジオ運用までを見据えたR&Dが進み、映像制作ワークフローの進化において具体的な成果を得ることができました。今後は、ヒビノが有する最新機器、最先端技術、人材といったリソースを最大限に活かしながら、各社との連携を継続し、それぞれのスタジオで次世代の映像制作技術と価値創出につながる取り組みを推進してまいります。
これまで本プロジェクトをご支援くださった皆さまに心より感謝申し上げます。本プロジェクトに関するホームページからのお問い合わせは、2026 年 3 月末まで受け付けております。
引き続き、各社はこれまで培った技術と知見を活かし、より良いサービス提供に努めてまいります。
<今後のお問い合わせ先 >
プロジェクト完了後も、各社へのご相談内容に応じて適切な窓口をご案内いたします。
FACTORY ANZEN STUDIO(旧studio PX ANZEN)
■スタジオ仕様(RED studio)
面積:154坪、高さ:7.0m(キャットウォーク下)
■LEDディスプレイ・システム
背景エリア:全幅12m×高さ4.5m
天井エリア:幅7.2m×奥行6m
側面エリア:幅1.8m×高さ3.6m×4式(移動可能)
■住所:神奈川県横浜市鶴見区寛政町22−22 RED studio
■お問い合わせ先:vp@dcrp.co.jp(運営会社:株式会社電通クリエイティブピクチャーズ)
■機材・技術サポート:ヒビノ株式会社
Virtual Production Shooting Lab.(旧studio PX SEIJO)
■スタジオ仕様
面積:194坪、高さ:9.2m(キャットウォーク下)
■LEDディスプレイ・システム
背景エリア:全幅12m×高さ4.5m、
天井エリア:幅7.2m×奥行6m
側面エリア:幅1.8m×高さ3.6m×4式(移動可能)
■住所:東京都世田谷区成城1-4-1 東宝スタジオ内 No.11 ステージ
■お問い合わせ先:info-vpsl@tfc.co.jp(運営会社:株式会社東北新社)
■機材・技術サポート:ヒビノ株式会社
Hibino VFX Studio(旧studio PX HIBINO)
■スタジオ仕様
面積:55.66坪、高さ:約5.0m
■LEDディスプレイ・システム
背景エリア:全幅9m×高さ4.5m
天井エリア:幅6m×奥行4.8m
側面エリア:幅1.8m×高さ3.6m×2式(移動可能)
■住所:東京都港区海岸2-7-70 ヒビノ日の出ビル3F
■お問い合わせ先:vfxstudio@hibino.co.jp(運営会社:ヒビノ株式会社)